前回、父のエピソードを書きましたが、私たちは、”自分自身の魂が今の両親を選んで生まれてくる”と言われます。
魂が今世で、もっとも学ぶ必要がある課題が、その両親から学べるからです。
私自身、それは事実だろうと思います。
たくさん学べます。
(でも、どこか、ちょっと神秘チックやおとぎ話的にスピリチュアルをとらえるよりは、私は、どちらかというと、自分の内面の投影として考えるのがすきです。)
でも、両親を通して、あるいは、子供を通して学ぶということは事実だと思います。
私は、子供がいませんから、両親や家族を通してたくさん学んでいます。
学ぶというのは、自分自身を彼らに映して見ることができるということです。
本来、私たちが生まれた時、すでに性格があるわけではないと思いますが、先天的な魂の質はあります。
性格あるいは、観念(信念)は生まれた後に、環境などによって形成されます。
でも、魂の質との関連もあると思います。
私は、あるときから、もっと真剣に両親を受け入れよう!
と決めました。
そのきっかけは、ある人の本の中に、こう書いてあったからです。
”父親が許せない人は、自分が不幸でいることで父親が悪いということを証明しようとします。
自分を許せない場合は、さらに深刻です。
自分を罰して自分の正しさを証明しようとする限り、結婚はできません。結婚したとしても、それは破滅的な状況になる可能性が高いです。”
~ミラクルアートセラピー 吉田至叶人著より~
よく、親に似た人と結婚すると言いますが、この表現には、愕然としました。
両親を受け入れることは、自分を受け入れることと同じであるとはわかっていました。
それは、人は鏡だから。
自分の投影にしかすぎないから。
(※ここの詳しい説明はまた別の機会に)
例え、はじめは、その親から育てられたから、いっしょに住んでいたから、親の考え方や性格で影響を受けたから。
と理屈を言っても、今の自分は、結局は、親と同じ側面を持っているのです。
そして、その親を”嫌いだ”とか”受け入れられない””許せない”と言っても、それは、イコール=自分を”嫌いだ””受け入れられない””許せない”と言っているのと同じなんです。
自分で自分のどこを嫌いなのか?どこを受け入れられないのか?どこを許せないのか?
それをまざまざと見せてくれるのが、両親、家族です。
両親についての問題は、とても深いと思います。
簡単に親を受け入れられない、愛せないという人もいると思います。
それは、わかります。
子育て放棄した親、アルコール依存や暴力をふるう親、そういう親の子供が、簡単に親を受け入れることができないということも。。。
それに比べれば、私などは、厳しかったこと、褒めてもらえなかったこと、自分をまるごと受け入れてもらえなかったことが悲しく許せないでいました。
でも、両親は、両親なりに、ちゃんと私を育ててくれました。
だから、それなりに、両親は、私にとって良かれということはやってきた。
親も未熟な人間です。
その未熟な人間が精いっぱい、やれることをやってくれたのです。
でも、私はそれを理解できず、自分の不満だけを正当化していました。
人は、自分の信念にそって、よかれと思うことを、いつも精一杯やって生きている。
それを誰も責めることはできない。
例え、自分の希望が満たされなくても、相手は、それが精いっぱいだったんだ。
私は、両親が精いっぱいをやったいたんだということを本当にわかったときに、許せました。
そして、親たちも、きっとたくさんの苦しい気持ちを持ちながら、でも、わが子には、幸せになってほしいと願っているんだということが、わかりました。
子育てを放棄したり、何かの依存症になったり暴力をふるう親は、まだ、自分のことで精一杯なんでしょう。
自分の人生すら、しっかり操縦できないんでしょう。
じゃ、何で生んだんだ!と子供は言うかもしれません。
でも、やっぱりそういうところで、その子供は、自分がそのような親たちとめぐり合って、そして、そんな未熟な人を許して、愛してあげようと思えるくらい、自分の愛の深さを試そうと、そこに生まれてきたのではないでしょうか?
私は、もう母が私の気持ちをわかってくれないんだと、諦めかけていたとき、私が子供のころ、抱っこしたり、本を読んだりしてあげられなかったと泣いて、私に言いました。
そして、お互いにハグしました。
そのときに、母のさびしいオーラを私は体感しました。
そして、”あ~この人には、私が欲しいと思っていたような愛はないんだな”と実感しました。
これは、さびしいことでもなんでもなく、ただそう感じることができて、母を許せました。
でも、私は、こんな愛が欲しいんだ”と思うくらいだから、私の中に、その求める愛はあるのではないかと思いました。
大きな深い愛を、私は持っているのではないかと思いました。
子供が両親に愛を求めるのは、あるいは、人が他人に愛を求めるのは、その人たちを映し鏡にして、自分の中にある愛に気づき育てるためではないでしょうか。
私のように、両親から愛を感じることができなかった人も、ほかの人や、自然界から、あるいは、宇宙から、天使から愛を受け取れば、いいのです。
そして、本当に大事なことは、自分の中の愛を育てることです。
親を許せないという怒りの気持ちのもっと奥にあるのは、愛して欲しいのに愛してもらえなかったという悲しい気持ちです。
怒りの中にある悲しい気持ちに気づいてください。
そして、それを、たくさん泣いて手放してください。
そして、自分の中の愛を育ててください。
自分を幸せにする愛。
人を幸せにする愛をね。。。
☆☆☆LOVE&LIGHT☆☆☆
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