紐を結ばずに!
そして、何かを取っておいたり、秘密の安全ネットを張ったりしない、
絶対的信頼というこの質こそが、「水のナイト」が私達に要求するものです。
ジャンプして未知なるものへ入っていけるとなったら、考えただけでも
死にそうなくらい怖いのですが、それでも、とても愉快な感じがします。
そして、信頼を量子的飛躍のレベルにまでもってくると、私達はもはや
念入りな計画を立てたり用意したりはしません。「いいだろう、これから
自分がなにをするのかわかっているのだから、信頼しよう。
ちょっと片付け、スーツケースに荷物を詰めて、もって行こう」
などとは言いません。そうではありません。
次になにが起こるのか考えもせずに、私達はジャンプします。
その跳躍、そして虚空を自由に落ちていくときの、そのスリルが肝心なのです。
それでも、このカードは、向こう側でなにが私達を待っているのか、そのヒントを
与えてくれています。
ソフトで、喜んで迎え入れてくれる、おいしそうなピンクのバラの花びら、
ジューシーで・・・・・さぁ、いらっしゃい!
いずれ取り去られてしまうものを求めて自分の生を無駄にしてはいけない。
生を信頼するがいい。信頼して初めて、あなたは自分の知識を落とすことができる。
自分の心(マインド)を脇に置くことができる。そして、信頼とともに、なにか途方もない
ものが開け放たれる。そうなったら、この生はもはや普通の生ではない。
それは神で満たされ、あふれるようになる。
ハートが無垢で、いくつもの壁が消えたとき、あなたは無限と橋渡しされている。
そして、あなたは幻惑されていない。あなたから取り去ることのできるものはなにもない。
取り去ることのできるものには、取っておくだけの価値はない。そして、取り去ることが
できないものがあれば、それが取り去られてしまうことをなぜ恐れなければならないのかね?
それは取り去ることができないのだ。そんなことはありえない。
自分のほんとうの宝を失うことなどありえない。
和尚タロット解説より~
イメージしてみましょう。
あなたはこのバンジージャンパーだと。。。
全信頼で飛んでいると!
きっと気分爽快でしょうね。
私たちが生きているとき、こんな気持ちでいることはほとんどないでしょうね。
でも、これができれば、まったく違う人生を生きはじめるということです。
自分すら信用できず、周りに影響を受けて自分を見失っている状態では
とうてい行き着ける世界ではありませんが、少しずつでも
外へ向かっている意識を内へ内へと向かわせることが出来るようになれば
いつの日かジャンパーになれるかもしれませんね。
グリーンディスティニーという映画のラストシーンを思い出すカードです。